ビカクシダを初心者が板付してみた

こんにちは!今回は貯水葉なし、成長点が見つからない、株が複数ある、そんな一見初心者には大変そうな鉢植えのビカクシダを板付してみました。
成長点?板の種類?いろいろなブログを読んでみてもよくわからない、という初心者のあなたに。
初めてだからこその不安・疑問解決のお役立てにどうぞ。

目次

板付するビカクシダはこちら

今回板付するのはこちら、鉢植えタイプのビカクシダです。
種は記載がなかったのでビフルカツムかネザーランドかと思います。

▼ビカクシダの水やりについてはこちら
水やりのタイミングと方法について(ビカクシダ)

用意するもの

  • 水苔・・・包むよう
  • コルク板・・・板付用
  • テグス・・・縛るもの
  • 麻紐・・・縛るもの
  • ヒートン・・・吊るすための金具
  • ルートン・・・発根促進剤
  • HB‐101(顆粒)・・・植物活力剤。たまたま家にあったため、後述します。
  • ザル
  • ボウル
  • 新聞紙
  • ドライヤー

ビカクシダの土を優しく落とす

まずはボウルとザルを重ね、水をいれてわさわさと優しく土を洗い落とします。巻き込んでいた石は取り除きました。貯水葉がないということと、用土がしっかりくっついていて落としきれなかったので、そこそこ用土は残した状態で板付します。
ある程度落とした後は、ドライヤーの冷風で少しだけ土を乾かしてみました。

水苔をふやかしてコルク板に敷く

水苔を軽く絞って敷いていきます。びしゃびしゃにならないように軽くぎゅっと1回絞ります。
水苔の量は適当です。ところで今回板付用の板をどの素材にするか悩みました。
木板は重いのと、通気性の為に穴をあける必要がある点、通気性・カビの懸念もありコルクにすることにしました。
近所の爬虫類ショップでコルク板は売っていたのですが、苔がついていたりモロモロしていたこと、色も抜けていたので室内にかけるには向いていないかと思い、Amazonで良さそうなものを購入してみました。
結果的に良かったです。厚さは薄いところで5㎜、厚いところで1㎝ほど。
中サイズの150㎜×200㎜にしました。吊り下げるので軽いというのも良かった。
私が今回購入したものなど、リンクしておきます。

ビカクシダの成長点を上に向ける、とは

今回私が一番悩んだ点は成長点の位置です。成長点は、新芽が出てくる場所。
ふさふさの小さなしゃもじのようなものが新芽ですのでこのあたりですね。
本来、新芽の付け根あたりにもふもふとした成長点が見られます。
今回肉眼では見づらくて、この周囲を撮影して画像を拡大することで判明しました。
▼その時の写真がこちら

このもふもふが壁にかけたときに12時の方向を向くように、床に対して水平つけます。
しかし、今回私が鉢植えで購入したものはもう2か所からも芽が出ています。

貯水葉が一枚もない状態なので、株分けは今後様子をみてから行うことにしました。
最初に見つけたわかりやすい成長点を基準に、株分けせず板付します。

板付ついでに発根促進剤と植物活力剤をいれて、配置

10月末という時期もあり、念のため発根促進剤ルートンを塗り、植物活力剤HB‐101をシダを置く前の水苔に乗せてみました。
ルートンは初めての使用ですが、HB‐101は我が家でも実績がある期待値高めの活力剤です。

今回使用した商品はこちら。参考にしてください。
HB‐101は元気のない植物にとてもおすすめです。

ビカクシダを板に置く方向は、根本が自分と向き合い、成長点の位置は壁掛けしたときに12時の方向になるよう水苔の上に置きます。

ビカクシダに布団をかける

根を覆うように水苔をかぶせていきます。成長点の周りには手が触れないよう水苔はおきません。貯水葉がない状態で不安でしたが、根がしっかりしていたので問題なかったです。水苔ももろもろと落ちてこないか心配でしたが、意外と大丈夫。

テグスと麻紐で固定する

固定方法は私の場合、最初テグスで縦にぐるっと一周して端で縛り、そこから株の左右に縦に二か所ずつぐるぐる。一度玉止めをしてから今度は横方向にぐるぐる。
貯水葉がないので下のほうは、支えるように多めに巻きました。
そのあと、麻ひもで同じように固定。最後は後ろで適当に縛って完了です。
水苔でふかふかさせていたので、そこそこきつめに縛りました。
そのあと隙間から水苔を足して形を整えます。
余った水苔はベランダなどで乾燥させてまた次回、使いましょう。

壁掛け金具をつける

最後にヒートンを両端に二か所、コルクにねじ込みます。木板と違い、事前の穴あけが不要な点が便利でした。これなら、壁掛けの向きを変えたいときも簡単です。
大きなビカクシダの場合は、タイトボンド等でネジと板を固定するのも良いかと思います。

我が家は賃貸なので、壁に大きな穴はあけられません。ピンを目立たせずシンプルに飾りたいので、ポリカボードフックピンを購入しました。マットな質感が良いです。
似たものがAmazonであったので載せておきます。

まとめ

以上でビカクシダの板付は完成です。
いかがでしたでしょうか。
次第に葉の向きも補正されていくということで、今後どのように変化するか楽しみです。
始めるまでは不安に思うこともありましたが、いざ板付をしてみると思ったより簡単で楽しいです!
これで元気になって貯水葉が出てくることを願うばかり。
経過観察も上げていきますので、続編をお楽しみに。

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